くらしのワンポイント(2022年1月)

ページID 1010954  更新日 令和4年1月1日

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「光回線をアナログ回線に戻せば料金が安くなる」という勧誘にご注意ください

詐欺電話

インターネットの光回線の契約をしている消費者に対して「アナログ回線(アナログ電話)に戻せば料金が安くなる」などと勧誘し、手続き代行やオプションサービスの料金として高額な請求をするいわゆる「アナログ戻し」のトラブルが増えています。全国の消費生活センター等に寄せられた「アナログ戻し」に関する相談は、2020年度は873件、2021年度は1,398件(2021年11月30日までの相談件数)と年々増加しています。
相談事例では、「電話で勧誘されて了承したところ高額な契約になっていた」「NTTによる勧誘だと思っていたのに別の事業者だった」などのケースがみられ、光回線からアナログ回線に戻すことを勧誘のきっかけとして、実際には、手続き代行やコンサルタントの契約、サービス内容の詳細が不明な生活サポートなどオプションサービスの契約になっているケースがあります。

 

相談事例

〈事例1〉アナログ回線に戻すよう勧誘され承諾したところ、必要のない契約をさせられ違約金を請求された

事業者から両親宅に電話があり「インターネットを利用しないのに月々高い金額を払っているのはもったいない。光回線をアナログ回線に戻してはどうか」と勧誘され、「使わない光回線の料金を払い続けるよりはよい」と思い、承諾したようだ。
約4万円を請求されて銀行振込で支払ったあと、事業者から再び電話があり「アナログ戻しの契約と一緒に補償サービスなども締結している」と言われたが、そのようなサービスの事は聞いていないし、そもそも必要ない。事業者から違約金を請求されているが、どうしたらよいか。
 

〈事例2〉アナログ回線に戻すと安くなると説明されて断ったのに生活サポートの契約をしたことになっていた

大手通信会社を名乗る者から両親宅に電話があり、「インターネット回線を解約し電話をアナログ回線に戻すと今より料金が安くなる。アナログ戻しの工事をすれば費用をキャッシュバックする」と説明され、大手通信会社だと思い込んだ父が事業者の来訪を了承した。訪問してきた事業者から「指定期間に自分で電話会社にアナログ戻しを申し出るように。工事完了後にキャッシュバックする」と言われて、書面への記載を執拗に求められたが、不審に思った両親が断った。
しかし、事業者が勝手に置いていった書面を私が確認すると、月額約5,000円の生活サポートの契約を大手通信会社ではない別の事業者としたことになっていた。両親は契約内容を全く理解していないので解約させたい。
 

 

消費者へのアドバイス

  • 大手通信会社やその代理店を名乗っていても、実際は関係のない事業者が勧誘しているケースがみられます。また、光回線からアナログ回線に戻すことを勧誘のきっかけとして、実際には、手続き代行やコンサルタントの契約、サービス内容の詳細が不明な生活サポートなどオプションサービスの契約になっているケースがあります。このため、電話や訪問などで勧誘を受けた際には、相手方の事業者名や契約内容をしっかり確認することが大切です。
  • 光回線をアナログ回線に戻すと利用料金が安くなる場合がありますが、事業者からの勧誘を受けて、消費者が知らないうちに、アナログ回線への変更には必要のないサービスの契約を結んでいるケースがあります。勧誘を受けた際には、費用やサービス内容、解約条件などをよく確認し、必要ないと思ったらきっぱり断りましょう。
    もし契約書面などが送られてきたり、渡されていたりした場合はすぐに内容を確認しましょう。「アナログ戻し」の手続き代行サービスや、生活サポートサービスなどを訪問販売や電話勧誘販売で契約した場合には、一定期間内であればクーリング・オフできる場合があります。
  • 光回線契約をアナログ回線に移行する手続きは、第三者に依頼する必要はなく、消費者自身でNTT東日本またはNTT西日本に申し込むことができます。費用や条件等の詳細は、同社に問い合わせましょう。
  • 不安に思った場合やトラブルが生じた場合は消費生活センター等に相談してください。

 

トラブルの相談

市消費生活センター 電話:53-0505
毎週月曜から金曜日 午前9時から正午、午後1時から午後4時30分
(祝休日および年末年始を除く)

消費者ホットライン
電話:188(イヤヤ!)
 

このページに関するお問い合わせ

企画部 市民サービス課
〒483-8701 愛知県江南市赤童子町大堀90
電話:0587-54-1111 ファクス:0587-56-5951
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