くらしのワンポイント(2020年11月)

ページID 1007838  更新日 令和2年11月1日

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模倣サイトに気をつけて!!

ネットショッピングをしている図

 有名なメーカー等のWEBサイトに非常によく似た作りで、正規サイトの価格よりかなり安く商品を販売する模倣サイトによるトラブルが増えています。

 「国民生活センター越境消費者センター」に寄せられる模倣品トラブルに関する相談件数をみると、2019年度は2018年度より減少していましたが、今年度に入り再び増加傾向にあります。これは新型コロナウイルス感染症拡大防止に関連する自粛生活により、インターネット通販の利用が増えた影響もあるものとみられます。また、模倣品トラブルに関する相談は以前からあり、衣服やスニーカー関連に多く見られましたが、最近では家具や家電などが多い傾向にあります。

 模倣サイトによるトラブルは、相手方が海外に所在する悪質事業者である可能性が高く、被害にあってしまうと、事業者と連絡が取れず、被害回復が困難なことも多いため、トラブルを未然に防止することが重要です。

 

最近の模倣サイトの特徴

(1)正規サイトの作りに非常に似ている

 画面のレイアウトやロゴ等が似ていたり、中には正規サイトのほとんどの部分をコピーし、一部だけ開けているものも見られます。

 また、URLが正規サイトのURLに数文字足しただけとなっているなど、見分けがつきにくいものもあります。

 

(2)販売価格

 通常はほとんど割引をしないメーカーの商品が、正規品の7~8割引きと、かなり安い価格で販売されているものが多くみられます。通常の価格に比べてあまりにも安い場合は模倣サイトの可能性が高いと思われます。

 

(3)日本語表示

 最近は精巧に作られている模倣サイトが多く、正規サイトから画面をそのままコピーしているような模倣サイトでは、購入・決済画面までは不自然な点はなく、注文確認メールや決済完了メールの段階で不自然な日本語になったり、英語になったりという事例が寄せられています。

 

(4)決済画面

 サイトの画面上で決済しようと思っても受付完了の表示やメールの返信がなく、「注文が完了していない」と思い込んで何度も決済ボタンを押してしまい、複数回の請求が上がってしまった、という事例も複数寄せられています。その決済をキャンセルしようと思ってもボタンが見当たらないこともあるようです。

 

(5)商品が届かず連絡がつかない、もしくは全く違う商品が届く

 購入・決済後、トラブルになって以降、事業者と連絡が取れなくなるケースもみられます。特定商取引法で記載することとされている事業者の住所や電話番号が記載されていない場合や、地図で見ると山の中のような場所が記載されている場合、またサイト上に記載されている会社概要等が正規サイトのコピーである場合などは、メールでの連絡を絶たれてしまうと事業者と連絡を取ることができなくなります。

 また、注文したものと全く違う商品が外国から届くというケースもあります。

 

 

 模倣サイトによるトラブルの場合、いったん事業者と連絡が取れなくなってしまうと返金などの被害回復が大変困難になります。購入・決済する前に、不自然な点がないか十分確認してから手続きを進めるようにしましょう。

 もしトラブルにあってしまった場合は、すぐに最寄りの消費生活センターに相談しましょう。また、海外事業者とのトラブルについては、国民生活センター越境消費者センター(CCJ)でも相談を受け付けていますので、ご利用ください。

 

トラブルの相談

 市消費生活センター 電話:53-0505

 毎週月曜から金曜日 午前9時から正午、午後1時から午後4時30分

 (祝休日および年末年始を除く)

 

消費者ホットライン

 電話:188(イヤヤ)

 

このページに関するお問い合わせ

企画部 市民サービス課
〒483-8701 愛知県江南市赤童子町大堀90
電話:0587-54-1111 ファクス:0587-56-5951
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。