木造大日如来座像

ページID 1004044  更新日 令和2年1月17日

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  • 所在地 小郷町
  • 所有者等 大日寺
  • 種類 彫刻
  • 指定年月日 昭和52年4月22日
写真:木造大日如来座像
高さ28センチ 膝張り22センチ

寄木造りの坐像です。額の白毫は水晶のはめこみとも見られますが、かなり時代がたっていて黒ずみ定かではありません。しかし、首から胸にかかる瓔珞にはヒスイがふんだんに使われている所から宝石であることには間違いないと思われます。俯眼の目は衆生を済度する慈悲の相に満ち、温顔で得も言われぬ魅力を漂わせた仏さまです。
この如来像は当寺の秘仏として信者から崇められ、17年目毎に開帳供養が施されることになっています。大日堂(大日寺)の由来は尾張徇行記によれば、遠く大永7年(1527)の創建によるものですが、この仏像は寺伝によれば当時の仏師大宮法眼の作で、室町末期の造像仏と言われています。永正元年(1504)藤原氏の後胤の駒田立味は、上杉・武田両家の戦に参加し川越に赴きました。翌年和睦なり退陣の時、「弓矢を遁れ、菩提を求むべし」との夢の告げに従い、小折へ来ました。「大日如来の有縁の地はここなり」の二度目の夢により、仏師大宮法眼に依り大日如来を彫刻し安置しました。

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