円空仏荒神像

ページID 1003999  更新日 令和2年1月17日

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  • 所在地 村久野町
  • 所有者等 音楽寺
  • 種類 彫刻
  • 指定年月日 昭和43年12月2日

写真:円空仏荒神像


円空仏はおしなべて、人を慈しむようなほほえみをたたえているのが通例です。しかし、この荒神像の彫りの深い、するどいまなざしと、きりっと結んだ口元からは、他の円空仏に見られない厳しさと、近づき難い表情がうかがわれます。昭和46年にベルリンの美術館に陳列されたこともあり、芸術性の高さでは定評があります。木曽川の流木を二つ・三つに割って耳と鼻をつけただけの力強い線は、眺める角度によってそれぞれ表情が異なり見る人の心をとらえて放さない一種の魔力さえ感じられます。
荒神は非理非道を罰したり、教えの法や伽藍を守る神で竈の神としても知られています。また、像の背面には、円空の肉筆で”荒神”と墨書きされています。身の丈42センチで他の15体の円空仏と同じ時期の造像です。

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