木造聖徳太子十六歳像

ページID 1004014  更新日 令和2年1月17日

印刷大きな文字で印刷

  • 所在地 前飛保町
  • 所有者等 上宮寺
  • 種類 彫刻
  • 指定年月日 昭和43年12月2日
写真:木造聖徳太子十六歳像
高さ76センチ

聖徳太子16歳の御孝養像といわれるものです。用明天皇の2年(586)太子が16歳の折り、日夜、父皇の病床に侍して帯も解かず回復を祈願された、つつしみぶかい姿であります。髪をみずらに結い、衣服の上に袈裟をかけ、柄香炉を奉持して立ってみえます。素朴な彫りでありますが、鎌倉彫刻の引き締まった力強さがあります。彩色は無くなり木の生地がでていて、それでも、口唇の珠色や衣紋の筋目に胡紛が残っています。鎌倉末期の作と推定されます。
聖徳太子の別名は厩戸皇子、豊聰皇子、上宮太子といいます。飛鳥文化の中心的な人物で、推古天皇の皇太子・摂政として政治をとられ、冠位十二階、憲法十七条を制定されました。また深く仏教を信じ、諸国に寺院を建てました。外に対しては小野妹子を隋の国へ派遣し、国交を開き大陸文化の導入につとめました。前飛保町の上宮寺の名は、聖徳太子を上宮太子と呼ぶところからきています。

このページに関するお問い合わせ

教育部 生涯学習課
〒483-8701 愛知県江南市赤童子町大堀90
電話:0587-54-1111 ファクス:0587-56-5517
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。