木造聖徳太子二歳像

ページID 1004015  更新日 令和2年1月17日

印刷大きな文字で印刷

  • 所在地 前飛保町
  • 所有者等 上宮寺
  • 種類 彫刻
  • 指定年月日 昭和43年12月2日
写真:木造聖徳太子二歳像
高さ46センチ

聖徳太子二歳像は、南無仏太子像ともいいます。太子が二歳の時、東方に向かって「南無仏」と称えて合掌されると、その際、手から舎利(仏の骨)が出たといいますが、そのお姿です。通例の南無仏太子像は、坊主頭で緋の長袴をはき、両足がすっぽり隠されています。しかしこの像は、髪をみずらに結い、ずぼんをはき、その上に裳をつけ、足には沓をはいています。まことに珍しい服装の二歳像です。裳の彫技は、量感が豊かで流麗、躍動的であります。ずぼんには黒色の唐草文様が、よく残っています。寄木造り、彫眼で、製作は南北朝か室町期です。
尾張第七代藩主徳川宗春が鷹狩の道すがら、上宮寺へ立ち寄りました。宗春は聖徳太子二歳像を参拝後、この像をいったん名古屋城へ持ち帰り、のち返却したことが伝えられています。

このページに関するお問い合わせ

教育部 生涯学習課
〒483-8701 愛知県江南市赤童子町大堀90
電話:0587-54-1111 ファクス:0587-56-5517
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。