くらしのワンポイント(2025年12月)

国民生活センターより「金属製タイヤチェーン」に関する情報提供がありましたのでお知らせします。

自動車で積雪路や凍結路等を走行する際、滑り止めのためにタイヤに取り付ける金属製の鎖や、ウレタンやゴム製のタイヤチェーンがありますが、過去5年間にタイヤチェーンの安全・品質に関する相談が寄せられています。

また、国民生活センターには、金属製チェーンについて走行中の破断に関する商品テスト依頼があり、切れたチェーンによって車体が傷付いたり、ブレーキが利きにくくなって雪の壁に衝突したりするなどのトラブルも発生していました。

そこで、消費者トラブル防止のために相談事例を紹介し、消費者への注意喚起を行います。

相談事例

事例1

雪山へ向かう高速道路で買ったばかりの金属製チェーンが切れ、ホイール等が傷だらけになり、修理に7万円かかった。メーカーによる事故品の調査では、速度超過か、長い距離を走ったか、タイヤの空転が考えられるとのことだった。

事例2

新品のチェーンを装着し雪道を5キロ走行したところ切れて車に傷が付いた。購入した店に不具合の調査依頼をしたが、急発進、急ブレーキのいずれかにより、正規使用時以上の負荷が加わったためと報告され納得できない。

消費者へのアドバイス

• 事前に装着方法を十分理解し、練習をして確実に装着！
• 装着後には必ず緩みがないかを確認！
• スピードの出し過ぎや”急”のつく運転操作はやめる
• 積雪や凍結のないアスファルト路面での走行は避ける
• 過度の摩耗等の異常が見られるものは使用を中止！

トラブルへの相談

市消費生活センター 電話：53-0505
毎週月曜から金曜日 午前9時から正午、午後1時から午後4時30分
（祝休日および年末年始を除く）

消費者ホットライン
電話：188（イヤヤ！）

• 不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、すぐに最寄りの消費生活センター等へ相談しましょう

 

下記の国民生活センターのリンク先には、相談件数の内訳や相談事例の詳細、消費者へのアドバイス等が掲載されています。ぜひご覧ください。

• 金属製タイヤチェーン　ー使用時のトラブルに注意ー（外部リンク）