くらしのワンポイント(2025年6月)

国民生活センターより「18歳から大人に!クレジットカードの使い方を考えよう!」に関する情報提供がありましたのでお知らせします。
クレジットカードはキャッシュレスで決済が可能なツールの一つです。便利な半面、支払方法を確認せずに使用すると想定外の手数料を請求されることや、利用明細を確認しないと支払残高が高額になっていることに気付かないことがあります。現金がなくても買い物ができるのは、消費者が約束通りに支払ってくれることを「信用」してクレジット会社が代金を立て替えているからです。支払いを延滞すると個人信用情報機関に記録が残り、将来不利益を被る恐れがあります。
そこで、消費者トラブル防止のために相談事例を紹介し、消費者への注意喚起を行います。
相談事例
事例1
成人すると簡単にインターネットでクレジットカードが作れるようになったので、ショッピング用にクレジットカードを作ったが、限度額いっぱいまで買い物をしてしまい、支払いができなくなってしまった。そのまま放置していたら督促状が届き、その返済のために借金をして返済不能になった。どうすればいいのか。
事例2
大学のオンライン授業に向けてパソコンを購入するために、クレジットカードを作った。支払方法には翌月一括払いとリボ払いがあったが、割引サービスのあるリボ払いを選択した。1年以上経過した最近になってクレジットカードの利用明細を確認したら、支払残高が約30万円もあることに気付いた。こんなに高額になっているとは思わな かった。どうすればいいのか。
事例3
未成年の息子が、SNS を通じてもうかる話があると女性から誘われて会いに行き、副業のコンサルティングの委託契約をしたと分かった。クレジットカードを作るよう指示され申し込みをしたが、未成年だったためカード会社から親に確認の電話があり発覚した。事業者からの連絡はすべて無料通話アプリで、息子宛に連絡があった際、電話を代わり、「未成年者と分かっているのに契約させるのはおかしい」と伝えたところ、今日、息子宛てにアプリを通じてクーリング・オフを認めるとのメッセージが届いたようだ。このままで大丈夫か。
消費者へのアドバイス
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18歳になると、親権者等の同意なくクレジットカードを申し込むことができます。トラブルに遭わないためにも、クレジットカードの仕組みや支払い方法をしっかり理解しましょう
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クレジットカードは消費者の信用に基づいて発行されるため、支払いができず延滞すると、将来住宅や自動車のローンなどが組めなくなる恐れがあります。支払計画を立てて利用しましょう
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「分割払い」「リボルビング払い(リボ払い)」は手数料が発生します。特にリボ払いは毎月の支払いが一定となる仕組みですが、残高に対して手数料が発生するため、支払いがなかなか終わらない恐れがあり、注意が必要です
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不正利用を防ぐため暗証番号は他人に推測されない番号に設定しましょう。また、クレジットカードは他人に貸したりせず、適切に管理し、利用明細も必ず確認しましょう
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不安なときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)
トラブルへの相談
市消費生活センター 電話:53-0505
毎週月曜から金曜日 午前9時から正午、午後1時から午後4時30分
(祝休日および年末年始を除く)
消費者ホットライン
電話:188(イヤヤ!)
- 不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、すぐに最寄りの消費生活センター等へ相談しましょう
下記の国民生活センターのリンク先には、相談件数の内訳や相談事例の詳細、消費者へのアドバイス等が掲載されています。ぜひご覧ください。
このページに関するお問い合わせ
企画部 市民サービス課 消費・相談・男女共同グループ
〒483-8701 愛知県江南市赤童子町大堀90
電話:0587-54-1111 ファクス:0587-56-5951
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