くらしのワンポイント(2025年11月)

ページID 1017785  更新日 令和7年11月28日

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ショッピングカート 子どもの事故に注意!

国民生活センターより「ショッピングカート」に関する情報提供がありましたのでお知らせします。

日常的に多くの人に利用されている店舗用ショッピングカート。商品を載せるだけでなく、子どもを乗せる座席が付いているものなど、大きさや形に様々なタイプがあります。買物に便利なショッピングカートですが、子どもと一緒のときには注意が必要です。

医療機関ネットワークには、2011年度以降、店舗内での事故情報が295件寄せられており、そのうち108件がショッピングカートに関係する6歳以下の子どもの事故でした。転落等により頭部に危害を生じた事例が多く、中には骨折や頭蓋内損傷などの重症事例も見られました。

買物中は常に子どもを見守ることは難しいものです。座席以外の部分に乗せず、座席のベルトがあれば着用するなど、事故の防止策をとりましょう。また、ショッピングカートで遊ばせないようにし、注意表示等もよく確認しましょう。

そこで、消費者トラブル防止のために相談事例を紹介し、消費者への注意喚起を行います。

相談事例

事例1

母親とスーパーに買い物に行き、1ⅿくらいの高さの買い物カートに立って乗っていたところ、母が目を離した合間に転倒した。右前頭部に打撲痕、皮下出血があって、右上肢の挙上を嫌がり、抱っこをしようと脇の下に手を入れて持ち上げると強く泣くため心配となり救急要請となった。

事例2

ショッピングセンターのカートに乗っていたところ、転落し後頭部を打撲した。すぐに泣き意識消失もなかった。その後吐き気があり自宅に帰っても吐き気が続くため受診したところ、頭部CTにて後頭蓋骨の急性硬膜外血腫を認め、救急搬送された。

事例3

母親と一緒にスーパーで買い物をしていて、一緒にレジ前で会計の順番待ちをしていた。本人はカートの下段に乗っていた。本人が揺らしたのか、ショッピングカートが転倒し、床へ転がった。右手親指にけがをしており、出血していたので、救急車で搬送。受診時、右手第1指は圧挫されており、開放骨折、爪は剥離していた。手術し、入院。

事例4

ショッピングカートを押して走っていたら壁に激突して頭部を打撲した。意識消失や嘔吐なし。右眼瞼に皮下組織に達しない1センチメートル台の挫創あり、止血。眼球運動制限なし。2針縫合 。

消費者へのアドバイス

  • 座席以外には乗せない
  • 対象年齢を確認する
  • 座席のベルト等を着用する
  • カートで遊ばせない

トラブルへの相談

市消費生活センター 電話:53-0505
毎週月曜から金曜日 午前9時から正午、午後1時から午後4時30分
(祝休日および年末年始を除く)

消費者ホットライン
電話:188(イヤヤ!)

  • 不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、すぐに最寄りの消費生活センター等へ相談しましょう

 

下記の国民生活センターのリンク先には、相談件数の内訳や相談事例の詳細、消費者へのアドバイス等が掲載されています。ぜひご覧ください。

このページに関するお問い合わせ

企画部 市民サービス課 消費・相談・男女共同グループ
〒483-8701 愛知県江南市赤童子町大堀90
電話:0587-54-1111 ファクス:0587-56-5951
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。