エキノコックスの犬や人への感染について
エキノコックスは、人と動物に共通する感染症で、日本では毎年、北海道で10人から20人程度の患者報告があり、エキノコックスに感染したキツネや犬の糞便により汚染された食物・水などを飲み込むことにより感染します。
エキノコックスは、人の体の中では主に肝臓や肺に寄生し、感染してから数年から数十年後に肝不全などの症状が現れることがありますが、人から人への感染はなく、以下の点に気を付け適切に予防すれば、人への感染を心配する必要はありません。
(1)野山に出かけ、帰ったときはよく手を洗う。
(2)野犬や野生動物にはむやみに触れない。触れた場合はよく手を洗う。
(3)衣服や靴についた泥はよく落とす。
(4)沢や川の生水は飲まない。
(5)山菜や野菜、果物などはよく洗ってから食べる。
(6)犬の放し飼いをしない。犬の糞便は適切に処理する。
なお、知多半島地域において、生息する野犬やキツネなど野生動物に接触したことがある方、野ネズミを捕食したことがある犬の飼い主などは、人へのエキノコックスの感染のおそれがありますので、かかりつけの医療機関にご相談ください。飼い犬について、エキノコックスの感染が心配な場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。また、エキノコックスに関する相談については、保健所でも受け付けています。
【主な相談窓口】
人のエキノコックス症について
愛知県保健医療局感染症対策局感染症対策課
医療体制整備室 感染症グループ 052-954-6272(ダイヤルイン)
江南保健所 0587-56-2157
犬のエキノコックス症について
愛知県動物愛護センター 0565-58-2323
愛知県動物愛護センター尾張支所 0586-78-2595
愛知県保健医療局生活衛生部生活衛生課
獣医衛生・動物愛護グループ 052-954-6298(ダイヤルイン)
このページに関するお問い合わせ
健康こども部 健康づくり課(江南市保健センター)
〒483-8157 愛知県江南市北山町西300
電話:0587-56-4111 ファクス:0587-53-6996
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