今市場の獅子芝居

ページID 1004036  更新日 令和2年1月17日

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  • 所在地 今市場町
  • 所有者等 獅子芝居保存会
  • 種類 無形民俗文化財
  • 指定年月日 昭和31年6月21日

写真:今市場の獅子芝居


獅子舞は民俗芸能の一つで獅子頭をかぶり舞う踊りです。
はじめは、神前に納める獅子神楽がもとで、主として五穀豊作の祈願・悪魔払いの神事として各地で行なわれたものであります。平安時代に宮廷や寺社で行なわれていましたが、室町時代になると民間で盛んに行なわれるようになりました。
獅子芝居は、この舞に義太夫・浄瑠璃等を取り入れて、忠臣蔵・阿波の鳴門・石童丸など多彩な芸能を編みだしたものです。舞い手は男ですが、獅子頭をかぶり、赤の長襦袢に黒の紋付を着て、白足袋をはき、右手に幣を、左手に鈴を持って舞いましたが、嫁獅子と称して女性をあらわしたものです。これは明治から大正にかけて尾張地方一帯に行なわれた郷土芸能で、尾張の竜介・三河の寿作らによりはじめられたといい、今市場の初代今村三光は、竜介の技を受け継いだと言われています。三光が出た頃は全盛期で、当地方にとどまらず、国内各地を巡業してまわったということですが、残念なことに現在では伝承が困難な状況であります。

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