木造釈迦如来立像

ページID 1004013  更新日 令和2年1月17日

印刷大きな文字で印刷

  • 所在地 前飛保町
  • 所有者等 慈光院
  • 種類 彫刻
  • 指定年月日 昭和36年7月8日

写真:木造釈迦如来立像


この木造釈迦如来立像は、曼陀羅寺山内、慈光院の本尊です。高さ77.5センチ、一木造り、彫眼(木に彫りつけ、玉など入っていない眼)の仏像です。檀像(栴檀・白檀などを材とし緻密に彫刻した像)形式の仏像で、雷文や七宝つなぎの模様(両端のとがった楕円形をつなぎあわせた模様)のあるさい金(金や銀の薄板を小さく切ったもの)が、素木に張りつけてあります。頭髪は、縄目渦巻模様で、衣紋の形式とともに、典型的な京都嵯峨の清涼寺釈迦像の様式です。正面の首までおおっている衣、その襞に刻まれた茶杓に似た衣紋などにその特徴が見られます。全体に刀法の鋭さがあり、大変立派な像で、頭部など行き届いた手法が示されています。眉間の白亳が失われたり、指先に欠損がありましたが、修理されました。鎌倉時代の仏像で、県下には殆ど類例を見ません。

このページに関するお問い合わせ

教育部 生涯学習課
〒483-8701 愛知県江南市赤童子町大堀90
電話:0587-54-1111 ファクス:0587-56-5517
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。