絹本著色五上人像

ページID 1004054  更新日 令和2年1月17日

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  • 所在地 前飛保町
  • 所有者等 曼陀羅寺
  • 種類 絵画
  • 指定年月日 昭和47年2月8日

 五上人像は、わが国浄土宗西山派の僧で西山・西谷・行観・天真・修善の五上人の像のことを言います。画絹・法量(仏像の寸法のこと)・筆致・彩色の各面で、この五幅はいずれも共通する点が見あたらないことから、単独の画像を集めて五上人としたものであろうと言われています。

写真1
西山上人像
縦86.0センチ
横36.5センチ

像は墨染衣で手に数珠を持ち、礼盤に座った姿で質素に描かれています。室町時代のもので、筆者は不明です。


写真2
西谷上人像
縦81.5センチ
横37.7センチ

経机を前にして座し、右手に独こ(煩悩を打ち砕く仏具)を持ち、法被は青地に金泥結環文、顔面に胡粉をぬる以外は全く墨が主体になっており、かなり墨絵風の肖像画と言え製作年代は室町後期です。


写真3
行観上人像
縦88.4センチ
横38.7センチ

かなり濃い彩色が施され、椅子に瑞座した姿が描かれています。近世初期における禅宗の頂相様式(禅宗の高僧の肖像画)に等しく、桃山から江戸時代にかけてのものです。


写真4
天真上人像
縦81.5センチ
横33.9センチ

「光明遍照、十万世界 念佛衆生 摂取不捨」の題賛があります。像は剥落している箇所が多く顔相も判然としません。天真乗運上人は曼陀羅寺の開山であります。


写真5
修善上人像
縦89.5センチ
横38.0センチ

「周地水火風 虚空無分別 ・・・・」の賛があります。修善上人は曼陀羅寺住職第三世であります。

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