絹本著色三尊弥陀来迎図

ページID 1003991  更新日 令和2年1月17日

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  • 所在地 前飛保町
  • 所有者等 曼陀羅寺
  • 種類 絵画
  • 指定年月日 昭和43年12月2日
写真:絹本著色三尊弥陀来迎図
縦134.4センチ 横59.1センチ

日本へ伝来した古い時代の仏教は、国家の統制下に入り、国家鎮護の宗教でした。平安時代になると、天台・真言の古代仏教が興り、貴族の信仰を集めました。平安時代の中ごろから、浄土信仰が広がり、そのころから来迎図が、仏画の一主題となりました。
来迎図は、西方浄土の阿弥陀如来が、まさになくなろうとする人を浄土へ迎えとるため、観音・勢至の両菩薩を従えて、雲に乗り、人間界へ下降するさまを描いたものです。このとき阿弥陀如来は、右手上・左手下、親指と人差指を接した姿をしています。この手の形を来迎印といい、来迎を象徴したものです。
この図幅は、南北朝時代のもので、承応3年(1654)の修理の銘があり、曼陀羅寺創建時のものと思われます。

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