絹本著色光明阿弥陀大三尊図

ページID 1003987  更新日 令和2年1月17日

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  • 所在地 前飛保町
  • 所有者等 曼陀羅寺
  • 種類 絵画
  • 指定年月日 昭和43年12月2日
写真:絹本著色光明阿弥陀大三尊図1
縦236センチ 横100.3センチ

写真:絹本著色光明阿弥陀大三尊図2

写真:絹本著色光明阿弥陀大三尊図3


阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩の三尊がそれぞれ別幅になっています。観音、勢至両脇の方が中幅より豊かな筆致と像様をもっています。或いは筆者が異なるのではないかと思われます。筆者を顔輝と伝えられていますが、顔輝の癖のある筆致は見られず、むしろ様式的には、宋時代の仏画の伝統的手法を踏襲したものと思われます。ただ観音図のおとなしい古様さに対し、勢至図の曲折する衣紋様はいかにも不均整で、このあたりにも古様を模した欠陥が表れています。彩色は、左右幅に特に胡粉を混ぜた緑青、朱を用い、中間色的色彩を特徴とする宋画の彩色をよく伝えています。いずれにしても三幅ともに保存もよく、大幅でもあり、貴重なものです。中国元時代のもので、筆者は明らかではありません。

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