絹本著色地蔵菩薩像

ページID 1003994  更新日 令和2年1月17日

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  • 所在地 前飛保町
  • 所有者等 曼陀羅寺
  • 種類 絵画
  • 指定年月日 昭和43年12月2日
写真:絹本著色地蔵菩薩像
縦180.5センチ 横79.5センチ

この地蔵菩薩像の図幅は曼陀羅寺に所蔵されているもので、江戸時代の作といわれています。
地蔵菩薩は、釈迦が入寂してから弥勒菩薩が現世に再来するまでの56億7千万年の無仏の状態の中で、衆生を教化救済するために現世に現われた比丘形の菩薩であります。わが国では、地蔵菩薩の思想は奈良時代に始まり平安後期には貴族の間で盛んになり、ひとびとは信仰することにより地獄の苦しみから救済されると信じていました。また、地蔵にこめられた庶民の願望は様々で、その童形と結びついた伝説が多く、子育て地蔵・延命地蔵など各種の地蔵信仰が普及し、近世には地蔵講も一般化しました。
この絵像は、左手に宝珠を右手に錫杖を持ち、青蓮華に安住する姿に描かれています。中国または朝鮮画の様式がうかがわれますが筆者は明らかではありません。

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