男女共同参画社会を目指して(コラム)
みんなが幸せな社会のために169
男女共同参画の視点から避難所運営について考える
災害が起こったとき、あなたはどのような行動をとりますか。避難生活などを想定した準備は整えていますか。避難生活を安全、安心に過ごすためには、どのようなことが必要でしょうか。
今年、日本で大きな災害が起こりました。他人ごとではありません。改めて防災意識を高めていきたいです。
内閣府男女共同参画局では、「災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~」を令和2年5月に策定されました。
多様性の視点、子どもや若者、高齢者の方、障害のある方、LGBTの方などへの配慮することも明記されています。
ガイドラインから基本目標を抜粋して紹介します。
7つの基本目標
(1)平常時からの男女共同参画の推進が防災・復興の基盤となる
(2)女性は防災・復興の「主体的な担い手」である
(3)災害から受ける影響やニーズの男女の違いに配慮する
(4)男女の人権を尊重して安全・安心を確保する
(5)女性の視点を入れて必要な民間との連携・協働体制を構築する
(6)男女共同参画担当部局・男女共同参画センターの役割を位置付ける
(7)要配慮者への対応においても女性のニーズに配慮する
被災者は多様性を持ちます。性別、性自認、障がい、子ども、高齢者、DV被害者、妊婦、介護を必要とする、国籍や母語の違い、難病を持つ…
それぞれの人が安全、安心に過ごせる災害時の避難所運営について、平常時から男女が共同して在り方を考えていきたいです。授乳室や男女別のトイレ、更衣室、物干し場は設けられていますか?避難所の責任者は男性女性両方配置されていますか?女性用品は女性担当者から配布するなど配慮されていますか?悩みを相談できる場所は確保されていますか?このほかにも様々な配慮が必要なことがあります。家庭で、地域で話し合ってみましょう。
なお、このほかにも男女共同参画に関する情報やデータは内閣府ホームページ(https://www.gender.go.jp)で閲覧することができます。
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