第5 気道異物

ページID 1001890  更新日 令和2年1月17日

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1.窒息のサイン

写真:窒息サイン

苦しそう、顔色が悪い、声が出せない、息ができないなどがあれば窒息しているかもしれません。そのような場合は、左図のような「窒息のサイン」を出していることがあります。
強い咳ができるようなら、自然に異物が排出されることがありますので、傷病者が咳をするに任せましょう。
しかし、状態が悪くなって咳が弱くなったり、できなくなった場合は、迅速な対応が必要となります。

2.119番通報と異物除去

反応があれば、直ちに119番通報を誰かに依頼した後に、腹部突き上げや背部叩打を試みます。

写真:ハイムリック

【腹部突き上げ法】
握りこぶしを作って親指側を傷病者の臍の上方で、みぞおちより十分下方に当てます。左図のように手を組み、すばやく手前上方に向かって圧迫するように突き上げます。
※明らかに妊娠していると思われる女性や、乳児には、この方法は実施しないでください。


写真:背部叩打法

【背部叩打法】
傷病者の後方から、手のひらの基部(手掌基部)で左右の肩甲骨の中間あたりを力強く叩きます。


反応がなくなれば、心停止に対する心肺蘇生の手順を開始してください。
まだ通報していなければ、119番通報を行ってください。心肺蘇生を行っている途中で異物が見えた場合は、それを取り除きます。見えない場合には、やみくもに口の中に指を入れて探さないでください。また、異物を探すために胸骨圧迫を長く中断しないでください。

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