有限会社 生川製作所

ページID 1019232  更新日 令和8年3月31日

印刷大きな文字で印刷

ゼロ戦の板金技術から始まった町工場

「図面どおりに作らない」ものづくり

看板

江南市小郷町に、
「図面どおりに作らない町工場」があります。

板金・製缶加工を中心に、産業機械部品や看板製作などを手がける有限会社生川製作所。
その技術の原点は、戦時中にゼロ戦の板金技師として腕を磨いた祖父にあります。

現在は2代目の生川 友和社長が会社を率い、
「ものづくりの楽しさを広げたい」という想いのもと、
設計から製作・組立まで幅広く対応する町工場として進化を続けています。

技術のルーツは「ゼロ戦」

作業

生川製作所の始まりは、戦時中にゼロ戦の板金技師として働いていた祖父の技術でした。

その祖父が定年退職後、溶接工であった私の父とともに自宅の裏庭で小さな工場を始めたことが、現在の会社のスタートです。

そこから時代とともに事業を広げ、現在では
• 産業装置機械部品の製造
• 工作機械の外装カバー
• 看板製作
• オリジナル製品の開発

など、幅広いものづくりを行っています。

図面どおりに作らない理由

生川製作所の特徴は
「図面どおりに作るだけでは終わらない」こと。

依頼された図面をそのまま作るのではなく、

「この使い方なら、もっと良くできるのではないか」

と用途まで読み取り、過去の経験をもとにより良い提案を行います。

現在では
• 設計
• 製作
• 組立
• 現場施工

まで対応できる体制を整え、
お客様の要望に柔軟に応えています。

実は身近なところにある技術

FLRAME

生川製作所の技術は、私たちの生活の身近な場所でも使われています。

例えば、大手量販店の看板。
街中で見かける看板の中には、同社が製作したものもあります。

さらに、壁掛け式ガス暖炉 「FLRAME」 の開発にも携わり、
筐体設計の段階から製品づくりに参加しました。

「作るだけではなく、設計から関われることが強みです」

と生川社長は語ります。

強みは「働きやすい町工場」

社員

生川製作所のもう一つの強みは、働きやすい職場環境です。

外国人スタッフも含め、さまざまな社員が活躍していますが、
一度働いた人が「また働きたい」と戻ってくることもあります。

その理由の一つが、社員全員で会社の状況を共有する文化です。

毎月、社員に売上を報告し、
「ただ働くのではなく、経営の視点で仕事を考える」ことを大切にしています。

また、社員自身が目標を設定する仕組みを取り入れ、
主体的に仕事に取り組める環境づくりを進めています。

これからはDXやAIを積極的に取り入れて、『感覚と記憶』ではなく『数字と記録』を重視して仕事をゲーム感覚で楽しめる様な取組をしていきたいと思っています。

「ありがとう」が聞けた瞬間

生川社長が印象に残っている出来事があります。

それは、江南花マルシェに出展したときのこと。
社員がアイデアを出して作った製品を販売したところ、来場者が笑顔で購入してくれました。

「ありがとう」

その一言が、とても嬉しかったと言います。

普段の製造業では、図面どおりに作ることが当たり前で、
感謝の言葉を直接聞く機会は多くありません。

だからこそ、自分たちのアイデアから生まれた製品が喜ばれた瞬間は、
大きな喜びだったそうです。

納期まで残された時間はわずか

社員総出で乗り越えた初めての看板制作

これまでの仕事の中で特に印象に残っているのは、初めて受注した看板制作の案件でした。

当時はまだ経験も少なく、制作方法も手探りの状態。
限られた納期の中で作業を進めていましたが、思うように工程が進まず、完成が間に合うかどうか分からない状況になりました。

そこで社員同士で相談し、作業体制を見直しました。
交代制(24時間体制)で制作を続け、時には夜遅くまで作業を行いながら、全員で力を合わせて完成を目指しました。

その結果、無事に納期に間に合わせることができました。
大変な仕事ではありましたが、社員が一丸となって困難を乗り越えたことで、大きな達成感と充実感を得ることができたといいます。

この経験は、仲間と協力し合いながら仕事を進めることの大切さを改めて実感する出来事となり、現在の仕事にも生きています。

社内で大切にしている言葉

生川製作所で大切にしている言葉は

「ありがとう」

チームで仕事をするため、社員同士で話し合う時間を多く設け、
互いに感謝を伝える文化を大切にしています。

目標は「製造業で週休3日」

生川社長が目指しているのは、製造業で週休3日制を実現すること。

そのために、DXやAIの活用なども視野に入れながら、仕事の進め方を見直しています。

「働き方改革ではなく、働き甲斐改革をしたい」

社員一人ひとりが主体的に働き、やりたいことを会社の中で実現できる環境をつくることが社長の目標です。

江南市への想い

体験会
『親子で体験!こども市内企業体験会』での体験の様子

生川社長は、江南市について

「まだ知られていない魅力が多い街」

だと感じています。

町おこしを考える前に、
まずはこの街に住む人が

「どんな街にしたいのか」を見える化していきたい

と語ります。

市民の皆さんへ

江南市で、
「こんな面白い町工場があるんだ」と知ってもらえたら嬉しいです。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

企業情報

企業名
有限会社 生川製作所
所在地
江南市小郷町楽ノ山108番地1
代表者
代表取締役 生川 友和
創業
昭和55年10月29日
資本金など
1,000万円
業種
製造業
事業内容
板金・製缶加工
産業装置機械部品製造・組立
工作機械外装カバー
看板製作
壁掛け式ガス暖炉 製造/販売
従業員数
11人(令和7年12月末時点の従業員数)

このページに関するお問い合わせ

経済環境部 商工観光課
〒483-8701 愛知県江南市赤童子町大堀90
電話:0587-54-1111 ファクス:0587-56-5516
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。