子どもの熱中症

ページID 1004114  更新日 令和2年1月28日

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熱中症は死に至る危険性のある病気です。しかし、適切な予防や重症になる前に応急処置をすることで、命を救うことが出来ます。日ごろから子どもの様子をよく観察して熱中症を予防しましょう。

乳幼児に起こりやすい熱中症

地面の照り返しの影響を受けやすい

身長が低いことや、ベビーカーに座っている状態は、地面からの照り返し熱の影響で大人が感じるよりも高温の環境となっています。

大人より暑さに弱い

乳幼児は汗腺の発達や血圧・体温などの調節機能が未熟で、体にこもった熱をうまく発散できません。
周りの熱を吸収してしまうときもあるため、暑さに弱いのです。

自分では予防できない

乳幼児は自ら水分補給や衣類を調節することが出来ません。
また、遊びに熱中してしまい暑いのを忘れてしまうこともあります。
大人が気づいてあげることが大切です。

大人より脱水症状の悪化が早い

体の水分量が大人より多い乳幼児は脱水症状を起こしやすく、わずかな時間で熱中症を発症し、症状が悪化していきます。

こんな症状が少しでも出たら・・

  • ふらふらする
  • 元気がない
  • 大量の汗をかいている
  • 筋肉痛がある
  • やたら飲む

熱中症の応急処置

  1. 涼しい環境で休ませる
  2. 服を脱がせ裸にし、ぬれタオルなどをかけて風を送り、冷やす
  3. 冷たい水や、塩分を補給する

※ 自力で飲めないときや吐き気がある 場合は無理に飲ませないようにしましょう

※ 症状がおさまらないときは、すぐに医療機関を受診しましょう

熱中症予防のポイント

子どもの様子をよくみてあげよう

顔が赤く、ひどく汗をかいている場合は、涼しい場所で十分な休息を取りましょう。
外出時や入浴後は特に注意してください。

服装選びを工夫しよう

メッシュ素材、ゆったりとしたデザイン、黒より白っぽい服など、熱がこもりにくく体温調節しやすい服装を選ぶようにしましょう。

車内に子どもの置き去りは絶対にダメ

外気は穏やかな気温でも、置き去りにしないでください。わずかな時間でも、子どもを車内に残すのは危険です。

食事・水分をきちんと取ろう

水筒やペットボトルを持ち歩き、いつでも子どもが水分補給できるようにしましょう。
3食きちんと食べて、水分・塩分をしっかり取ることも大切です。

日頃から暑さに慣れよう

普段から運動や入浴で発汗の習慣をつけておくことで、体が暑さに備える機能が高くなります。

生活の中で対策しよう

首筋や脇に冷たいタオルを巻く、窓にすだれやカーテンを付ける、外出は11時~15時を避けるなど、涼しい環境をこころがけましょう。

このページに関するお問い合わせ

健康こども部 健康づくり課(江南市保健センター)
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