曼陀羅寺

ページID 1003087  更新日 令和4年8月16日

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写真:曼荼羅寺とフジ

日輪山曼陀羅寺は西山浄土宗に属する寺院で、通称「飛保の曼陀羅寺」と呼ばれています。
西山浄土宗の古刹で尾北地方における最も格式の高い霊場です。寺域は13,000坪、檜皮葺の正堂を中心に庫裏、大書院、小書院、曼陀羅堂、地蔵堂、鐘楼、宝蔵、続いて中門、南門(矢来門)が甍を連ねています。山内にはさらに塔頭の8か寺があり、尾張徳川藩より寺領231石余りを給地されていた名残りをとどめています。

開山天真乗運上人は藤原師継の八男で、後醍醐天皇の母の檀天門院の弟にあたり、徳望学識が高かった。後醍醐天皇は深く帰依せられ、寺院を建立し商業の隆盛を祈り、戦死した勤王の士の冥福を修し、北条氏を祈祷するよう詔勅を賜りました。そこで藤原師継の所領である村久野庄に地を求め、正堂を紫宸殿に、中門を擬して多くの伽藍を創建し、元徳元年(1329)に竣工しました。

その後、寛永9年(1632)に阿波国守蜂須賀家政は、幼いときに本寺塔頭本誓院で学んだ縁により正堂を再建寄進しました。
曼陀羅寺は昭和45年に寺域の一部を提供し、市の管理のもとに曼陀羅寺公園として整備されて観光の寺として有名になってきました。この公園は境内約43,000平方メートル(13,000坪)の内約10,000平方メートルを公園としたもので、その中には宝蔵、八幡社、平和塔、児童公園、稲荷社、放生池、さらに休憩所の藤華庵などがあります。また市は、隣接地約3,000平方メートルを購入して屋外ステージを整備し、昭和60年、現在の曼陀羅寺公園(13,000平方メートル)が完成しました。園内には11種類約60本の藤が植えられて「曼陀羅寺の藤」として大変有名となっています。公園内で咲き乱れる藤の花は見事で、毎年4月下旬から5月上旬まで「藤まつり」が行われ、近隣はもとより県外からも訪れる観光客が多くなっています。

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