音楽寺と円空仏

ページID 1004102  更新日 令和5年4月11日

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音楽寺(江南市村久野町寺町)

写真:大護法善神像

写真:音楽寺


「琴聲山音楽寺」は、円空仏で有名な十二神将像がある西山浄土宗の寺で村久野町にあります。

この音楽寺は市内最古の寺で、前身は大乗院といい、壬申の乱(672年)の功労者であった村国男依(ムラクニノオヨリ)にかかわりがあり、元暦元年(1184年)に源詠法師が開基したと伝えられています。古刹と呼ぶにふさわしく、寺域内からは奈良時代末期から平安初期にかけての布目瓦などが出土しています。平成4年には薬師堂や観音堂の再建に伴い、本格的な発掘調査が行われ、数多くの軒丸瓦、風招などが出土しました。

円空仏

写真:十二神将像

十二神将は、薬師教を信奉する者を守る十二の夜叉神で、薬師如来の眷族であるとされ、また、その化身であるという。十二神将に十二支を配することが行われ、十二神将の頭上に十二支獣をいただいた形式のものもあり、また各々が十二支獣に乗った形式のものもあります。そして十二神将は、昼夜十二時、四季十二か月にわたり、不断に衆生を守ると信じられていました。日本では、薬師如来の信仰が早くから行われ、それに伴って十二神将も作られました。なお、この十二神将のうち「戌伐折羅神将」を欠いています。(市指定文化財)


写真:荒神像

「荒神像」は巨大な目と口を持ち、角張った木塊に彫られた奇怪な風貌で、仏法僧を守る神にふさわしく泰然とした態度をしています。(市指定文化財)


写真:日光菩薩像

写真:月光菩薩像

この二体は、豪快で快刀乱麻を断つ傑作であるばかりでなく、荒削りのなかに仏の慈顔があふれています。(市指定文化財)

村国の郷歴史資料館

音楽寺境内にある資料館です。十二神将像や荒神像など16体の円空仏のほか、発掘調査で出土した軒丸瓦や風招などを展示しています。
藤まつり開催期間中(毎年4月下旬から5月上旬)の土曜日・日曜日・祝日とあじさい祭り開催期間中(毎年6月上旬から下旬)の土曜日・日曜日に開館しています。(入館料300円 15名以上の団体は250円)それ以外の時期に見学をご希望される方は、事前に下記問い合わせ先にご連絡ください。

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