新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて ~正しく恐れて正しく対処する~
新型コロナウイルス感染拡大の最初の波から半年が経過し、夏の第二波を経て、愛知県では現在(11月中旬)第三波と言わざるを得ない感染者数の増加が見られます。移動する人の数と密度が感染拡大に大きく影響していることは明らかであり、皆さんも仕事や日常生活の中で大変苦労されながら感染拡大防止に努めていただいていることと思います。
この新型コロナウイルスの感染拡大に関しては、過度の警戒をすれば私たちの社会活動や経済活動が委縮してしまい、日々の生活に困窮する人も出てきます。しかし油断をすれば感染が拡大してしまい、自分たちの身近な人の命に関わることも起こり得ますし、医療現場が新型コロナウイルス感染患者の対応に追われれば医療崩壊につながり、皆さんの身近な医療機関でも通常の診療を継続することができなくなる可能性があります。
新型コロナウイルス感染を拡大させないために、以下の実践をお願いいたします。
(1) 感染予防について
(2) 検査の種類と限界について
※上記リンク先内8ページをご参照ください。
※検査の感度(真にウイルス感染のある人のうち、陽性と判定される人が何%か)には限界があり、PCR検査で70~90%程度、抗原検査ではそれより劣るといわれています。つまり偽陰性(真にウイルス感染があるにもかかわらず、検査で陰性と判定されること)が一定の割合で存在することに注意が必要です。
(3) 重症化について
※上記リンク先内3、4ページをご参照ください。
(4) 発熱等の新型コロナウイルス感染が疑われる症状がみられた場合の対応について
(5) 受診のタイミングについて
1.相談・受診の前に心がけていただきたいこと
- 発熱等の風邪症状が見られるときは、学校や会社を休み外出を控える。
- 発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録しておく。
- 基礎疾患(持病)をお持ちの方で症状に変化がある方、新型コロナウイルス感染症以外の病気が心配な方は、まずは、かかりつけ医等に電話でご相談ください。
2.かかりつけ医等にご相談いただく目安
少なくとも以下のいずれかに該当する場合は、すぐにご相談ください。(これらに該当しない場合も相談可能です。)
- 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
- 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合(※高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方)
- 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)
(妊婦の方へ)妊婦の方については、念のため、重症化しやすい方と同様に、早めにかかりつけ医等にご相談ください。
(お子様をお持ちの方へ)小児については、小児科医による診察が望ましく、かかりつけ小児医療機関に電話などでご相談ください。
※なお、この目安は市民の皆様が、相談・受診する目安です。これまでどおり、検査については医師が個別に判断します。
3.医療機関にかかるときのお願い
- 複数の医療機関を受診することにより感染を拡大した例がありますので、複数の医療機関を受診することはお控えください。
- 医療機関を受診する際に、マスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖・肘の内側などを使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。
(6) 新型コロナウイルス感染陽性と診断された場合の対応について
(7) 濃厚接触者について
濃厚接触者は、新型コロナウイルスに感染していることが確認された方と近距離で接触、あるいは長時間接触し、感染の可能性が相対的に高くなっている方を指します。
濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は上述のとおり、1.距離の近さと2.時間の長さです。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。
新型コロナウイルス感染者から、ウイルスがうつる可能性がある期間(発症2日前から入院等をした日まで)に接触のあった方々について、関係性、接触の程度などについて、保健所が調査(積極的疫学調査)を行い、個別に濃厚接触者に該当するかどうか判断します。
なお、15分間、感染者と至近距離にいたとしても、マスクの有無、会話や歌唱など発声を伴う行動や対面での接触の有無など、「3密」の状況などにより、感染の可能性は大きく異なります。そのため、最終的に濃厚接触者にあたるかどうかは、このような具体的な状況から判断されます。
参考:
(8) 受診控えの危険性について
自分自身と大切な人を守るために、また社会活動や経済活動を維持するために、日頃から一人ひとりが油断せずに基本的な感染対策を行うことがとても重要です。この困難を乗り切るために、市民の皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。
このページに関するお問い合わせ
健康福祉部 健康づくり課(江南市保健センター)
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