介護保険制度の見直しに関する意見書

ページID 1001306  更新日 令和2年1月17日

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平成25年委員会提出意見書案第5号(議決日:平成25年12月17日)

 平成12年に発足した介護保険制度は、数回の改正を経て、介護を必要とする高齢者を社会全体で支える仕組みとして定着してきた。現在は、平成27年4月の次期制度改正に向けて、厚生労働省の諮問機関である「社会保障審議会介護保険部会」において議論が行われ、一定の方向性が示されたところである。
 特に、「社会保障審議会介護保険部会」で取りまとめられた案では、要支援者の介護保険給付から市町村が実施する「新しい地域支援事業」にいこうすることとなり、サービス内容は、市町村の裁量に任されることにより、自治体の財政負担がふえ、サービス内容に地域差が生まれる懸念も生じてきている。
 また、現在、要支援者が給付を受けているサービスと同等のサービスが受けられ、現状の心身機能が低下しないよう、高齢者の生活支援及び介護予防に関する基盤整備をよりいっそう進める必要がある。
 以上のことから、政府におかれては、要支援者への配慮を十分に行い、保険給付を継続し、持続可能な介護保険制度の構築につながること、合わせて市町村に対しては、安定的な事業実施ができるよう、地域の実情に応じて、適切な支援と十分な財政措置を講じることを強く望むものである。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成25年12月17日

江南市議会

提出先
 内閣総理大臣
 厚生労働大臣

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