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ふるさと江南歴史散策道

観光・歴史

 

蜂須賀・曼陀羅寺コース

D.蜂須賀家政が寄進した「常蓮寺」

常蓮寺 常蓮寺は宮後町砂場にあり、尾張名所図会に「砂場観音堂の如意輪観音は当国三十三所の第29番の・・・霊仏なり」と記されています。始めは観音堂と呼ばれていましたが、阿波守蜂須賀家政の篤志によって寛永元年(1624)に建立され、松林山常蓮寺と名付けられました。
 歴史上有名な寺ですが、老朽化がはげしかったので、平成5年3月31日に多数の信徒の参加を得て、盛大に落慶法要が行われました。
 蜂須賀家政は安土・桃山時代の武将で、元禄元年(1558)に父は小六正勝、母は宮後八幡社々家三輪若狭の妹まつ、後の大匠院との間に生れました。宮後村で幼児期を過ごし、三輪氏の檀那寺である曼陀羅寺梅養軒(現在の本誓院)へ預けられ、手習いや学問を学びました。当時、彼が使用した机が大切に保管されて寺宝になっています。
 家政の一生は必ずしも順風満帆ではなく、豊臣政権と徳川政権の狭間にあって身の処し方に苦労しています。また、わが子に先立たれたことで、年老いてから再び奮起を迫られ、人生の変転を味わいました。
 そんなとき、少年時代に世話になった江南の地が忘れられず母の大匠院が信仰し、安産祈願をされた常蓮寺の如意輪観音を思い起こして、「御恩報尽」の気持ちから寄進したものと伝えられています。

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