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施政方針

令和元年市議会6月定例会「施政方針」

 私は、このたびの市長選挙におきまして、市民の皆様の厳粛な信託を受け、引き続き2期目の市政を担わせていただくことになりました。改めて、課せられた使命と責任の重さに身の引き締まる思いであります。
 私の市政に対する基本方針であります「市民の皆様との対話」を第一に、市民の皆様の声をしっかりと聴き、「住みたい、住み続けたい、住んでよかった」と実感できるまちとなるよう、市民の皆様との協働により、市政発展のために全身全霊で取り組んでまいる所存であります。
 さて、本年は皇位継承が行われ、元号が「平成」から「令和」に代わり、新しい時代が幕を開けました。本市におきましては、市制施行65周年を迎え、節目の年となります。引き続き、将来にわたって、活力のある都市として発展できるよう、限られた経営資源を有効に活用し、第6次江南市総合計画に位置付けた事業を着実に実施するとともに、私が強く進める政策を集約いたしました「市長の戦略政策」を更新し、新たな課題に取り組むなど、さらなる改革の推進に努め、持続可能なまちづくりを進めてまいります。
 今後、進めてまいります新たな取り組みとしまして、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド(PHV)の普及促進及びごみ出し困難世帯の戸別収集につきましては、エコシティ江南行動計画を踏まえ、ごみ処理費用の削減分を財源として、ごみ減量効果の検証ができる令和3年度以降に公共施設への充電設備の設置、市民に対する購入補助制度の導入、民間施設への充電施設設備の設置補助の実施や高齢者などのごみ出し困難世帯を対象に、ごみの戸別収集を実施し、安心して暮らせる環境づくりを支援してまいります。
 新たな給食センター建設につきましては、食物アレルギーの対応も含め、より安心安全で質の高い給食を提供するため、昨年度策定しました「江南市学校給食基本計画」を基に、具体的な検討を進めてまいります。
 次に、現在、取り組んでおります大型事業等としまして、布袋駅及び周辺整備につきましては、本市の南玄関口にふさわしい賑わい創出のため、布袋駅付近鉄道高架化整備事業を進めるとともに、民間活力を導入した複合公共施設の整備に向けて、民間事業者の募集及び選定を実施してまいります。
 また、周辺道路の基盤整備を行うことにより、安全で快適なまちづくりを進めてまいります。
 企業誘致につきましては、就労機会の創出、安定した雇用及び自主財源の確保を図るため、安良区域への誘致を引き続き推進していくとともに、曽本地区の工業用地整備の早期実現に向け、土地利用方針の策定等、具体的な検討を進めてまいります。
 新ごみ処理施設建設事業につきましては、尾張北部環境組合が主体となり、令和7年度の稼働を目指し、建設コストの抑制を図りながら、安心安全な施設整備を進めております。本市としましては、地元のご意見をしっかりとお聴きし、より良い施設となるよう努めるとともに、ごみの収集方法の見直しも実施してまいります。


 さて、我が国の経済は、内閣府による4月の月例経済報告では、景気は、このところ一部に弱さもみられるものの、緩やかに回復していると見込まれています。
 こうした状況の中、令和元年度の本市の財政は、一般財源の根幹をなす市税は全体として増額すると見込んでおります。しかし、少子高齢化への対応や、今後の大型事業の実施など様々な財政需要を抱えており、限られた財源の中で、市民ニーズに合った事業の取捨選択を行い、計画的で効率的な財政運営を進めていく必要があります。

 こうした状況の中、今後における主な施策につきまして、第6次江南市総合計画に掲げます5つの分野別に方針を述べさせていただきます。


まちづくり分野

 第1は、まちづくり分野でございます。
 はじめに、『快適な生活環境の維持』についてでございます。
 「環境保全への意識の高揚」としましては、さらなるクリーンエネルギーの普及促進に向けて、太陽光発電電力の自家利用を促進するため、住宅用太陽光発電システムに対する補助について、定置用リチウムイオン蓄電池システムなど、他の設備と一体的に設置する場合を補助対象とするよう変更し、地球温暖化対策に努めてまいります。
 次に、『にぎわいあるまちづくりの推進』についてでございます。
 「秩序ある都市計画の推進」としましては、人口減少や少子高齢化社会の進展に対応した集約型都市構造を形成するため、江南市立地適正化計画を策定し、持続可能な都市経営が実現できる、コンパクトで機能的なまちづくりを進めてまいります。
 また、江南駅西における交通混雑の緩和を図り、円滑で安全な交通環境を確保するため、都市計画道路江南通線の用地取得を進めてまいります。
 次に、『生活を支える道路の整備と維持管理』についてでございます。
 「道路の整備及び維持管理」としましては、道路施設の健全性を確認するため定期点検を実施し、必要に応じて修繕を行うことにより、道路施設の長寿命化を進めてまいります。
 次に、『安心して住み続けられる住環境の確保』についてでございます。
 「適切な開発許可と建築指導、木造住宅耐震化の促進及び空家等対策の推進」としましては、倒壊などのおそれのある危険なブロック塀等の撤去費に対する補助を行い、地震等による被害を軽減することで、人的被害の防止や避難経路の確保を図ってまいります。
 また、倒壊などのおそれのある危険な空き家の解体工事費に対する補助制度を新たに設け、住環境の改善を推進してまいります。
 「市営住宅の整備・維持管理及び市有建築物の整備」としましては、江南市公営住宅等長寿命化計画に基づき、市営東野住宅の外壁及び屋根を改修し、防水性及び断熱性の向上を図ってまいります。
 次に、『浸水被害のないまちづくりの推進』についてでございます。
 「雨水流出抑制機能の強化と河川・排水路の改修整備」としましては、古知野高等学校への雨水貯留施設設置に向け、基本設計を実施してまいります。
 また、今後の雨水貯留施設の整備を下水道事業として進めるため、公共下水道事業基本計画の見直しを行ってまいります。
 次に、『公共下水道の普及促進』についてでございます。
 「下水道事業の健全な経営」としましては、下水道事業を将来にわたって安定的に継続していくため中長期的な経営の基本計画である経営戦略を策定してまいります。
 「下水道管きょの建設・維持管理及び普及促進」としましては、費用対効果の高い手法により面整備を重点的に進め、下水道整備区域の拡大を図るとともに、供用開始後は早期の接続を促すため、未接続宅の訪問を実施してまいります。
 次に、『安全な水の安定供給』についてでございます。
 「水道事業の健全な経営」としましては、水道事業を安定的に継続していくため、経営審議会からの答申を踏まえた中長期の経営収支計画となる経営戦略を策定してまいります。
 「水道施設の整備と水道水の安定供給」としましては、水道施設の更新に併せて地震被害を最小限に抑え水道の安定供給を持続するための、耐震化を計画的に進めてまいります。

ひとづくり分野

 第2は、ひとづくり分野でございます。
 はじめに、『地域に開かれた快適で安全な学校づくりの推進』についてでございます。
 「学校教育環境の充実」としましては、英語指導助手(ALT)を増員し、英語教育への支援の充実を図るとともに、特別支援学級等支援職員を増員し、特別な支援を必要とする児童・生徒への支援の充実を図ってまいります。
 「地域連携の推進」としましては、全小中学校に学校運営協議会を設置し、コミュニティスクールとして、各地域の実情に応じた「地域とともにある学校づくり」を推進してまいります。
 「学校の管理、運営の充実」としましては、現在、全小中学校において進めておりますエアコン設置工事について、早期の設置完了を目指すとともに、トイレ改修等の学校環境の整備に努めてまいります。
 次に、『生きがいをもって暮らせる生涯学習環境の整備』についてでございます。
 「スポーツレクリエーションの充実」としましては、スポーツ推進の基本的な方向性を示す「江南市スポーツ推進計画」の策定を進めるとともに、誰もが気軽に利用できるスポーツの拠点となるスポーツプラザを活用し、軽スポーツフェスティバルを開催するなど、市民の皆様の健康づくりに努めてまいります。
 次に、『地域の特色を活かした芸術・文化・交流の推進』についてでございます。
 「芸術文化の振興」としましては、芸術文化事業の拠点であります市民文化会館を安心して利用していただくため、外壁改修工事や大小ホールの照明操作卓の改修工事を実施してまいります。
 「文化財の保護」としましては、市内にあります重要文化財を後世へ継承するため、県指定文化財である宮後八幡社本殿の保存修理にかかる工事費の一部を、県とともに補助してまいります。
 また、市指定文化財であります天然記念物「いちいがし」も樹木の修復を実施するため、その経費の一部を補助してまいります。
 次に、『地域が支える子育て支援の推進』についてでございます。
 「働きながら子育てする家庭への保育・育児支援」としましては、教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業の総合的かつ効率的な提供体制を確保するため、昨年度実施いたしましたアンケート調査の結果を踏まえ、第2期江南市子ども・子育て支援事業計画を策定してまいります。
 「子育て不安の解消」としましては、子どもたちが健やかに成長できるよう、支援が必要な子育て世代に対して、切れ目のない包括的な子育て支援を提供する、子育て世代包括支援センター(基本型)兼子ども家庭総合支援拠点の開設に向けて準備を進めてまいります。
 また、10月から実施される幼児教育・保育の無償化等に対応し、必要な給付や補助を行い、子育て世帯の負担軽減を図ってまいります。

しごとづくり分野

 第3は、しごとづくり分野でございます。
 はじめに、『地域の雇用を支える産業の育成支援』についてでございます。
 「商工業の活性化と企業誘致の推進」としましては、国の補助金を活用して、低所得者及び子育て世帯を対象に市内取扱店舗で使用できるプレミアム付商品券を発行し、地域における消費の喚起と下支えを図ってまいります。
 また、地域経済の重要な役割を担う中小企業の振興を図るため、その指針となる条例の制定を進め、商工業の振興に取り組んでまいります。
 さらに、創業支援事業計画に基づく創業支援を継続して実施するとともに、東京圏から本市へ移住し、就業または起業された方に対する補助制度を新たに創設し、中小企業の人手不足解消を図ってまいります。
 「観光事業の推進」としましては、地域ブランド確立のため、新たな観光資源の発掘に努め、本市の魅力を発信することにより着地型観光を推進していくとともに、歴史だけではなく自然や産業を加えた市内観光ルートを設定してまいります。
 また、市観光協会に対する支援を行うことにより、交流人口の増加を図ってまいります。
 次に、『農業の安定経営と農業施設管理』についてでございます。
 「農業の安定経営のための支援と農業用施設の適正管理」としましては、新たに体験講習型の「農業教室」を開催することで、市民の皆様に農業とふれあう機会を提供するとともに、将来の担い手となる人材を育んでまいります。
 また、地域ブランド確立のため、地元農産物を使用した食品の開発やPR活動などに取り組んでまいります。
 農業用水を農地へ供給する江南市土地改良区の江南揚水機場や昭和用排水土地改良区の管水路などの老朽化が進んでいる農業施設の改修を行う県営事業に対して、負担金を支出し、安定的な農産物の生産や農業経営の実現を図ってまいります。
 さらに、暗きょ化された宮田導水路上部の有効活用として、県営水環境整備事業へ、引き続き負担金を支出し、市民の皆様のふれあいの場として整備を進めてまいります。

ちいきづくり分野

 第4は、ちいきづくり分野でございます。
 はじめに、『地域に住み続けられる支援の推進』についてでございます。
 「介護保険サービスの提供、介護保険事業の適正運営」としましては、令和3年度から令和5年度までの介護保険事業等に係る総合的な施策を定める第8期江南市介護保険事業計画及び高齢者福祉計画策定に向け、市民意向調査等を実施してまいります。
 次に、『誰もが活躍できる健康な生活の確保』についてでございます。
 「母子保健」としましては、子どもたちが健やかに成長できるよう、妊娠準備期から子育て期にわたる切れ目のない包括的な子育て支援を提供する子育て世代包括支援センター(母子保健型)の来年度からの開設に向けた準備を進めてまいります。
 また、子育て世代が必要とする情報がいつでも手軽に入手できる、子育て支援アプリによる情報の配信を開始することで、子育て不安の解消と安心した子育てに繋げてまいります。
 次に、『安心・安全な地域づくりの推進』についてでございます。
 「災害対策活動の充実・強化、有事対策の確立」としましては、更なる防災協定の締結推進を図り、災害時の支援活動等の充実に努めるとともに、県の防災システムを新たに導入し、災害発生時に、迅速で的確な災害対応を行ってまいります。
 また、水防法の改正に伴い、要配慮者利用施設に対し、避難確保計画の作成が義務付けられたことにより、計画の作成を支援し、推進してまいります。
 次に、『市民の安心を守る消防・救急体制の充実』についてでございます。
 「消防体制の充実」としましては、消防署の水槽付消防ポンプ自動車及び広報車を更新するとともに、女性消防職員・団員の採用を推進するため、職場環境の改善や活動支援等の充実に取り組み、地域防災力の向上を図ってまいります。
 また、震災時においても消防水利を確保できるよう、経年した防火水槽に低コストの耐震化工法を実施し、震災対応の早期実現に努めてまいります。

行政分野

 第5は、行政分野でございます。
 はじめに、『地域協働の推進』についてでございます。
 「地域の魅力の発掘・発信」としましては、「ホームページ管理システム」を導入し、市民生活に必要な情報等の速報性を高めるとともに、スマートフォンやタブレット端末対応のページを提供するなど、誰もが見やすく、分かりやすい行政情報の発信に努めてまいります。
 「地域協働の促進」としましては、ふるさと寄附金制度を推進し、歳入の確保、市の事業の充実、ふるさと意識の高揚を図るとともに、国の制度に準じた適切で魅力ある記念品により、市内事業所の活性化を図ってまいります。
 次に、『計画的な行政経営の推進』についてでございます。
 「効率的・計画的な行政経営の推進」としましては、江南市リノベーションビジョンに掲げた改善の柱に基づき、ICTの活用、ネーミングライツの導入など、行政運営の効率化や市民サービスの向上を図る行政改革を推進してまいります。
 「公共施設の最適な利用及び配置」としましては、公共施設マネジメントの基本方針に基づき、予防保全的な管理により施設の長寿命化を図りながら、施設の集約・複合化により機能性を高めることで、公共施設の管理に係る財政負担を軽減・平準化するとともに、既存の計画の進行状況を検証し、より実効性の高いものへと見直すことで、さらなる公共施設マネジメントの推進を図ってまいります。
 次に『公平かつ適正な課税・収納』についてでございます。
 「市税等収納管理の充実」としましては、10月から全国一斉に運用が開始される「地方税共通納税システム」に対応するため、基幹系システムの改修を行ってまいります。

 以上、私の施政に対する所信を述べさせていただきました。
 新しい元号であります、「令和」に込められた「一人ひとりが希望とともに、花を咲かせる日本でありたい」との思いのように、本市においても、「市民一人ひとりが、明日への希望とともに、暮らしの花が咲き誇る江南市でありたい」。その思いを強く持ち、「地域とつくる多様な暮らしを選べる生活都市」の実現に向けて、市長として全力を傾注してまいります。
 市民の皆様の深いご理解とお力添えを賜りますよう、心よりお願い申し上げまして、私の施政方針とさせていただきます。

問い合わせ

企画部 秘書政策課 企画グループ・秘書グループ
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